主に立食や食堂車をさすフランス語の”buffet(ビュッフェ)”から来た言葉だと思いますが、アメリカンジャンクフードのカテゴリーに入れるには申し訳ないぐらいちゃんとしたスタイルでいわゆる日本で言うところの”バイキング”、食べ放題のレストランを言います。日本でもおなじみのピザハットのブッフェからメキシコ料理やインド料理、タイ料理などありとあらゆるブッフェが存在するところが実にアメリカっぽいです。ただ美味しさにあたりはずれが大きくあるところもアメリカっぽいのですが。
あえて何を食べようかとさまよう事はまずないので、時間に余裕があり、さらにタイミングよくそのレストランの近くにいる時という、一回の渡米では本当に少ない限られたチャンスの中での選択肢になります。ただし先程も書いたようにあたりはずれも大きいので、特に初めての土地ではリスクがかなりあります。どうやって見分けるか。店の外観の小奇麗さもそうですが、時間に関係なく常に人がたくさん入っているところ、これが一番わかりやすい見分け方のひとつかもしれません。個人的にお気に入りは3種類あります。まずチャイニーズブッフェ、そしてモンゴリアンブッフェ、最後にカントリーブッフェです。
まずチャイニーズブッフェ。中華料理のバイキングで当然飲み食べ放題です。料理は本格的な中華料理で少ないところでも12,3種類、多いところでは優に30種類は超すところもあります。まず牛、豚、鳥肉、シーフードを使ったさまざまな料理、そして定番の白ご飯、チャーハン、ヤキソバ。そのほかにスープ、サラダ、飲茶、デザートとフルコースです。飲み物もコーラをはじめとするポップ系、オレンジジュース、アイスティー、牛乳、コーヒーと種類も豊富ですが、炭酸の入ったポップ系は”食べるぞ!”と気合を入れてエントランスをくぐった”食べ放題”には禁物です。まずはアイスティーが原則。そして少量づつ出来るだけたくさんの種類を皿に乗せ、どれが美味しいか、二回目のトライに備えチェックします。これが一般的な食べ方だと思っていたのですが。。
ある時隣の席にいた夫婦を何気に見るとテーブルには2皿。ひとつには山盛りのフライドチキン、ひとつには山盛りのスプリングロール(春巻き)が!そしてコーラをがぶ飲み!最初はチキンと春巻きが本当に好きなだけかなと思っていたのですが、その2皿をあっという間に食べつくし、次なる料理を取って戻ってくると今度は山盛りの焼き豚(日本で食べるものよりほんのり甘くやわらかく、ほとんどのレストランで竹串に刺さって出てくる)が1皿、そして山盛りのヤキソバが1皿!食べるスピードもさることながらその1種類に対する量の多さに驚きです。どれだけ食べるのか最後まで見届けたかったのですが、そんな時間的な余裕もなく後ろ髪を引かれる思いでレストランを後にしました。日本でよくあるように時間制限なんてありません。いつまで食べ続けるのだろうかとか、世界に誇る日本のフードファイターたちはこんなただ偶然出くわした一般のアメリカ人夫婦よりすごいのかとか、しばらくの間、頭を離れませんでした。
チャイニーズブッフェにかかわらずアメリカでチャイニーズを食べ、チェックをするとフォーチュンクッキーをくれます。クッキーというよりは薄い炭酸せんべいのようなお菓子がワンタン状になっていて割ると中から、今日あなたは今まで会いたかった人に出会えますとか仕事が発展的な成果を遂げますとかといったおみくじのようなものが出てきます。食事の後の口直しなのですが、ある時のフォーチュンクッキーに入っていたものを読むと”You Love Chinese.”と書いてありました。”だから食べに来たのに。”少し後味が悪かったです!
To be continued.
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