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2007年6月14日 (木)

原爆句抄

日頃、いろんなブログを読んでいます。社会的なものから、日常的なものまで、いろんな人たちの考えや思いを吸収するひとつの手段として。ただし、それを丸呑みするのではなく自分自身の分析や考えと照らし合わせることも怠ってはいけないと心がけています。そんな中でいろいろ考えさせられるブログに”きっこの日記”というものがあります。一ブロガーでありながら耐震偽装など社会的な問題に切り込んでいく姿は、そのやり方に賛否両論あるものの時として胸のすく思いと深く考えさせられる機会をしばしば与えてくれます。下記の松尾あつゆきという俳人についてもこの日記で始めて知りました。その彼の作品”原爆句抄”を読んでとてつもない大きな衝撃を受け涙しました。原爆記念日や終戦記念日にだけ思い起こせばいいものじゃない、過去の人々の経験として語り継いだらいいものでもない、今生きている世代の人々すべてが日々戦争のおそろしさ、おろかさを意識しなくてはならない。そう痛感しました。

「原爆句抄」    松尾あつゆき

八月九日 長崎の原子爆弾の日。
我家に帰り着きたるは深更なり。
 
「月の下ひっそり倒れかさなっている下か」

十日 路傍に妻とニ児を発見す。
重傷の妻より子の最後をきく(四歳と一歳)。

「わらうことをおぼえちぶさにいまわもほほえみ」

「すべなし地に置けば子にむらがる蝿」

「臨終木の枝を口にうまかとばいさとうきびばい」

長男ついに壕中に死す(中学一年)。

「炎天、子のいまわの水をさがしにゆく」

「母のそばまではうでてわろうてこときれて」

「この世の一夜を母のそばに月がさしてる顔」

「外には二つ、壕の中にも月さしてくるなきがら」

十一日 みずから木を組みて子を焼く。

「とんぼうとまらせて三つのなきがらがきょうだい」

「ほのお、兄をなかによりそうて火になる」

十二日 早暁骨を拾う。
 
「あさぎり、兄弟よりそうた形の骨で」

「あわれ七ヶ月の命の花びらのような骨かな」

十三日 妻死す(三十六歳)。

「ふところにしてトマト一つはヒロちゃんへこときれる」

十五日 妻を焼く、終戦の詔下る。

「なにもかもなくした手に四枚の爆死証明」

「夏草身をおこしては妻をやく火を継ぐ」

「降伏のみことのり、妻をやく火いまぞ熾りつ」

あまりの衝撃的な内容と展開に固唾をのみます。あえて一句一句の解説はしません。松尾あつゆき自身の妻と4人の子供への過酷な思い、無念さを解説できる言葉なんて存在するはずがないからです。繰り返しになりますが、私自身も含め今生きている世代の人々すべてが日々戦争のおそろしさ、おろかさを意識しなくてはならない、そう思います。

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